船釣りの自動膨張ライフジャケットの選びかた!桜マークは必須!
はじめに:2018年(平成30年)2月の法改正でどう変わった!?
船釣りをするときは必ず、ライフジャケットを着用しましょう!
これはずっと前から言われていることですよね。
小型船舶(釣り船も含まれます)乗船者のライフジャケットの着用について、今回の法改正でどこが厳しくなったのかといいますと…
- 平成30年2月まで:努力義務
- 平成30年2月から:着用義務
こう変わりました。
つまり、これまでは「なるべく着てね」だったのが、平成30年2月からは「必ず着なさい!」に変わったわけです。
違反すると、船長に違反点がついて講習を受けないといけなくなります。
着用するライフジャケットについても、もちろん基準があります。
国土交通省の定める基準を満たした、桜マークつきのライフジャケットを着る必要があります。
桜マークってどんなマーク?どこについてるの??
出典:国土交通省
桜マークとは、国土交通省の型式承認がついた自動膨張式のライフジャケットにつけられるマークのことです。
このマークがついてないライフジャケットだと、着用義務に違反してしまうため釣り船に乗ることができません。
桜マークは浮力7.5kg以上を24時間維持できるもの、という安全基準を満たしたライフジャケットのみにつけられるマークです。
そのほかにも、色や構造が仕様通りかをみる外観試験や、顔面を水面上に出した状態で浮いていられるかをみる水上性能試験など、国土交通省が定める基準をクリアしていないと桜マークはつきません。
桜マークはライフジャケットの膨らむ部分、気室というところに刻印されています。
説明だけではわかりにくいと思いますので、実際に持っているライフジャケットで確認してみたのでどうぞ。
↓↓
これが桜マークです。
外側のカバーを開けて気室を引っぱり出して、という感じです。
しかしまあ…わかりにくいですね^^;
桜マークつきのライフジャケットを持っていてもどこにマークがついているかわからない、という人も多いのではないでしょうか?
そもそも商品のパッケージに桜マークはついていません。
桜マークが見えなくても認証つきライフジャケットを見分ける方法
袋から出してペリペリ開けなくても確認する方法もあります。
この条件を満たしていれば、釣り船に乗れるので覚えておきましょう。
- 国土交通省型式承認品と記載
- 浮力7.5kg以上で24時間
- 分類がタイプA
この表示があれば問題なしです。
最近は桜マークをアピールしているお店も増えてきました。
ネット通販なら桜マークあり!と大きく書いているので選びやすいですね。
タイプについては使える水域によって分かれますが、沖釣りで使うのでタイプAが良いでしょう。
ちなみに、現行のダイワ・シマノの自動膨張式ライフジャケットはタイプAです。
(ダイワのポーチタイプだけは救命浮輪なのでNGです)
乗客全員のライフジャケットをチェックする??
そんなわけで、これからは桜マークがないと釣り船に乗れないわけです。
雑誌の特集などもあって認知度が上がってきているはずですが、まだまだ知らない人もかなりいると思われます。
さきほど見たように、桜マークはライフジャケットをペリペリ開いてみないと見れません。
乗船時に乗客全員分のライフジャケットをチェックするのはかなり手間になるし、
時間もかかります。
もしセンサーの期限が切れていたとしても、見ただけではわかりません。
センサーは1〜2年での交換が推奨されています。
法律が改定されたとはいえ、最終的なところは釣り人しだいです。
釣りをする人が自分で調べて、知識を持つしかありません。
命にかかわるところですから信頼できるものを選びたいですね。
皆さんも正しい知識を持って釣りを楽しみましょう!